公務員・安全を守る仕事
衛生管理士(えいせいかんりし)とは?
衛生管理士は、全国労働安全衛生協会や労働安全衛生推進団体が実施する民間資格で、職場における衛生・健康管理体制の整備や労働環境の改善を指導する専門資格です。 国家資格の「衛生管理者」を補完する位置づけにあり、職場の安全衛生教育をより実務的に進める目的で多くの企業が導入しています。
衛生管理士は、従業員の健康管理、職場の環境測定、有害物のリスク低減、ストレス対策など、人の健康と快適な職場環境づくりを担当します。 特に中小企業や製造現場では、衛生管理者資格を持たない担当者がこの講習を受け、企業内衛生管理体制のレベルアップを図るケースが多いです。
法定資格ではありませんが、「衛生管理の基礎+実務スキル」を体系的に学べる講習制度として、 新任の安全衛生担当者、労務管理者、工場スタッフの教育に活用されています。
- 資格の種類: 民間資格(任意講習修了)
- 対象分野: 労働衛生、労務管理、健康経営
- 評価: 国家資格の衛生管理者を補完する実務資格
衛生管理士を取るために必要なこと
実施団体 | 全国労働安全衛生協会、各地方労働衛生推進センター など |
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受講資格 | 安全衛生担当者・労務管理担当者・衛生管理者有資格者など。 実務経験や所属企業による推薦が必要な場合もあります。 |
講習内容 | ・職場の衛生環境改善手法 ・化学物質・粉じん・有害作業の基礎知識 ・健康管理・メンタルヘルス支援 ・労働衛生法令の理解 など |
講習期間 | 2〜3日間(約15時間前後) |
修了認定 | 修了試験(筆記)に合格すると「衛生管理士」認定証が交付される。 出典:全国労働安全衛生協会講習案内(令和5年度) |
衛生管理士が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
あると有利な職業
公式情報/出典
- 全国労働安全衛生協会「衛生管理士講習」案内
- 厚生労働省関連:労働安全衛生推進事業資料
難易度: ⭐️⭐️(難易度2)
※講習修了で取得可能。衛生管理の入門・実務レベル資格。