職業訓練指導員（しょくぎょうくんれんしどういん）

医療とケアの仕事

職業訓練指導員（しょくぎょうくんれんしどういん）とは？
職業訓練指導員の試験概要
職業訓練指導員 Q&A
職業訓練指導員が必要な職業／あると有利な職業
1. 必ず必要な職業
2. あると有利な職業
公式情報／出典

職業訓練指導員（しょくぎょうくんれんしどういん）とは？

職業訓練指導員は、職業能力開発促進法に基づく国家資格で、各種職業訓練校・ポリテクセンター・企業内訓練所などで、技能者の育成・教育を行う専門職です。「技能士」や「実務経験者」が次のステップとして目指す資格であり、“教える技能者”＝技能教育のプロフェッショナルとして位置づけられています。

訓練生に対して、現場で通用する技能・知識・安全衛生・職業倫理を指導することが主な仕事で、国家資格「技能検定」や「訓練評価試験」の指導・監督も担当します。また、公共職業訓練施設や高等技術専門校の講師として勤務する場合、この資格の保有が必須です。

対象職種は製造、建設、情報処理、美容、調理など多岐にわたり、職種ごとに「訓練科目」が設定されています。訓練指導員免許を持つことで、国や自治体、企業内教育部門で人材育成の中核として活躍できます。

職業訓練指導員の試験概要

根拠法令	職業能力開発促進法に基づく国家資格。公共職業訓練・認定職業訓練などで技能や知識を教えるための指導員資格です。
所管官庁	厚生労働省／都道府県職業能力開発協会・職業能力開発大学校など。
受験資格	「指導員試験の受験」または「指導員養成講習（約1か月〜）修了」で取得可能。職種ごとに必要な実務経験や技能士資格を求められる場合があります。
試験内容	・指導理論（教育方法、学習心理など）・専門技能・専門知識（職種別）・面接（必要な地域のみ）職種は100種類以上あり、工業系からサービス系まで幅広い分野があります。
特徴	公共職業訓練校や民間の訓練施設で働くための必須資格。技能士資格の上位として扱われることも多く、教育・指導の仕事に直結します。

職業訓練指導員 Q&A

Q. 職業訓練指導員とはどんな仕事？: 公共職業訓練・認定訓練などで、受講者に技能や知識を教える専門職です。
実務経験を活かして教育に携われるのが大きな特徴です。
Q. 資格はどうやって取るの？: ・指導員試験に合格する
・指導員養成講習を修了する
このどちらかで取得できます。
Q. どんな人が向いている？: 人に教えるのが好きな人、コミュニケーションが得意な人、技能を深めたい人に向いています。
Q. 給与や待遇は安定している？: 公共職業訓練校では公務員に近い安定した待遇が多く、働き方が安定しやすい職種です。
Q. 技能士を持っていると有利？: 有利です。
多くの職種で技能士（2級〜1級）が受験資格や講習参加条件として求められます。