エンベデッドシステムスペシャリスト

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エンベデッドシステムスペシャリスト(えんべでっどしすてむすぺしゃりすと)とは?

エンベデッドシステムスペシャリストは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格で、「情報処理技術者試験」の高度区分のひとつです。
この資格は、家電・自動車・産業機器・医療機器など、コンピュータを内部に組み込んだ「組込みシステム(エンベデッドシステム)」の設計・開発に関する高い専門知識と技術力を証明するものです。

近年では IoT(モノのインターネット)や自動運転技術、ロボティクスなどの分野で組込みシステムの重要性が急速に高まっており、ハードウェアとソフトウェアを一体で最適化できるエンジニアが強く求められています。
エンベデッドシステムスペシャリストは、システムの性能・安全性・省電力性を設計段階から統合的に考える力が問われる、高度専門職向けの国家資格です。

エンベデッドシステムスペシャリストを取るために必要なこと

実施団体独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
受験資格制限なし(誰でも受験可能)
試験日程年1回(4月)
試験方式筆記試験(午前I・午前II・午後I・午後II)
試験科目組込みシステム開発技術、リアルタイムOS、制御工学、品質・安全性設計、開発マネジメントなど
合格基準各区分で100点満点中60点以上
受験料7,500円(税込)
合格率約15%前後(令和5年度:受験者7,200人/合格者約1,100人)

エンベデッドシステムスペシャリストが必要な職業/あると有利な職業

1. 必ず必要な職業

  • 該当なし(法定資格ではないが、組込み制御設計業務では実質必須スキル)

2. あると有利な職業

公式情報/出典

  • 根拠法令:情報処理の促進に関する法律(昭和45年法律第90号)
  • 所管:経済産業省
  • 試験実施機関:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
  • 出典:IPA「エンベデッドシステムスペシャリスト試験 試験要綱」/経済産業省「情報処理技術者試験制度概要」
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