パソコン・テクノロジーの仕事
日本語ワープロ検定試験とは?
日本語ワープロ検定試験は、日本情報処理検定協会が実施する民間資格で、日本語の入力速度や文書作成能力を客観的に評価する検定です。文章入力のスピードだけでなく、ビジネス文書の書式、校正、レイアウト、敬語の使い方など、実際の事務業務に直結する知識も問われます。
検定は1級〜4級、さらに初段〜3段まで用意されており、学校・専門学校・企業研修で広く利用されています。特に高校の資格取得では定番で、事務職を目指す学生が最初に取り組む資格として人気があります。
パソコンを使う仕事が一般化した現在、入力の正確さ・スピードは業務効率に直結します。日本語ワープロ検定は、「文字入力の基礎力」+「文書作成の実務力」を証明できるため、事務・総務・受付・販売など幅広い職種で評価される資格です。
日本語ワープロ検定試験の試験概要
| 根拠法令 | なし(民間資格)。 日本情報処理検定協会が実施する文書作成技能の検定試験。 |
|---|---|
| 主催 | 日本情報処理検定協会(JIPCT)。 |
| 種類 | ・1級(高度) ・2級(実務レベル) ・3級(基礎) ・4級(入門) ・初段〜3段(技能段位) |
| 受験資格 | 誰でも受験可能(年齢・学歴不問)。 高校・専門学校の団体受験が多い。 |
| 試験内容 | 【入力速度】 ・日本語の文章入力 ・正確性(誤字の有無) 【文書作成】 ・ビジネス文書の書式(社内文書・報告書など) ・段落設定・レイアウト ・表の挿入・均等割付 ・校正・置換 ・敬語と表現の適切さ |
| 難易度 | ・4級〜3級:非常に取りやすい ・2級:文書作成の正確さが必要(基礎〜中級) ・1級:高度な文書作成スキルが求められる |
| 資格取得までの流れ | (1)受験級を選択 (2)学校または会場で受験 (3)合格 → 認定証が発行される |
| 更新 | 更新なし(終身資格)。 ただしPCソフトの仕様変更には慣れる必要がある。 |
日本語ワープロ検定試験に関するQ&A
Q1. タイピングが遅くても受験できますか?
A. できます。4級・3級は初心者向けで、練習すれば十分合格できます。
Q2. ビジネス文書の知識も必要?
A. はい。書式、敬語、レイアウトなど実務で使う文書作成能力が問われます。
Q3. 事務以外でも役に立つ?
A. 役に立ちます。販売、受付、営業でも入力作業があるため評価されます。
日本語ワープロ検定試験が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- なし(民間資格のため必置職は存在しない)
あると有利な職業
- 総務スタッフ
- コールセンタースタッフ
- 営業事務
- 受付スタッフ
- 販売・サービス職
公式情報/出典
- 日本情報処理検定協会 日本語ワープロ検定試験


