歯科衛生士（しかえいせいし）

医療とケアの仕事

歯科衛生士（しかえいせいし）とは？

歯科衛生士は、歯科衛生士法に基づく国家資格で、歯や口腔の健康維持・予防処置・保健指導を専門に行う医療職です。歯科医師の指導のもと、歯石除去、フッ素塗布、ブラッシング指導などを行い、口腔衛生の向上をサポートします。近年は高齢化や予防歯科の重要性から、需要が高まっている資格です。

歯科衛生士は歯科医院だけでなく、介護施設や学校、保健センターなど幅広い場で活躍しています。口腔ケアは全身の健康維持にも直結するため、今後ますます重要性が高まる職種です。

根拠法令	歯科衛生士法（昭和23年法律第204号）
所管官庁	厚生労働省
試験区分	歯科衛生士国家試験
受験資格	指定養成校の所定課程修了（見込みを含む）など、法令で定める要件
試験方式	筆記（マークシート）／基礎・臨床・保健指導など
実施時期・回数	年1回（例年3月ごろ）
合格基準	年度ごとの告示に基づく（総合点と必修に基準）
受験手数料	公示により変動（最新の受験案内を参照）
免許の有効期限	更新不要

Q1. 合格率はどれくらい？: 毎年90％前後と高く、学校のカリキュラムに沿って学習すれば合格しやすい試験です。
ただし、必修問題の落とし穴があるため油断は禁物です。
Q2. 実技試験はある？: 国家試験に実技はありません。
実習・臨地実習で技術面は評価されます。
Q3. 歯科医師や歯科技工士とどう違うの？: 歯科医師は「診断と治療」、歯科技工士は「技工物の製作」。
歯科衛生士は「予防処置・保健指導・診療補助」の専門職です。
Q4. コミュニケーションが苦手でも大丈夫？: 患者対応は多いですが、最初から高いスキルは不要です。
慣れてくると説明の型が身につき、自然と話しやすくなります。
Q5. 就職先はどんなところ？: 歯科医院、総合病院、福祉施設、保健センター、矯正専門医院など。
求人数が安定しており、復職しやすい点も特徴です。