医療とケアの仕事
義肢装具士(ぎしそうぐし)とは?
義肢装具士は、義肢装具士法に基づく国家資格で、事故や病気、先天性疾患などにより手足を失ったり、身体機能が低下した人に対して、義手・義足やコルセット、装具を製作・調整する専門職です。 医師や理学療法士などと連携し、患者一人ひとりに合わせた装具を提供することで、日常生活や社会復帰を支えます。
臨床工学技士は、人工心肺装置や透析機器の専門知識を活かし、治療の成否を左右する重要な役割を担っています。チーム医療の中で工学的視点を提供できる希少な職種であり、医療現場の安全と最先端医療を支える存在として注目されています。
- 資格の種類: 国家資格
- 分野カテゴリ: 医療・ケア
- 対象者: リハビリや義肢装具の専門職を目指す人
試験概要
実施団体 | 厚生労働省 |
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受験資格 | 義肢装具士養成課程を設置する大学または専門学校を卒業した者 |
試験日程 | 年1回(2月頃) |
試験方式 | 筆記試験(マークシート方式) |
試験科目 | 解剖学・生理学・運動学 義肢装具学総論・各論 リハビリテーション医学 臨床義肢装具学 材料学・工作法 |
合格率 | 約85%(令和5年度:受験者204人/合格者174人) ※出典:厚生労働省「義肢装具士国家試験結果(令和5年度)」 |
受験料 | 30,000円前後 |
義肢装具士になるために必要なこと
- 養成課程修了: 指定の大学や専門学校で義肢装具学を履修
- 国家試験合格: 厚生労働省実施の国家試験に合格
- 登録: 厚生労働大臣の名簿に登録され、資格証が交付
- キャリア形成: 医療機関・義肢装具製作所での実務経験を積み、専門性を高める
義肢装具士が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 義肢装具士:義手・義足・装具を製作・調整するため必須
あると有利な職業
- 理学療法士:装具の知識がリハビリに役立つ
公式情報/出典
- 厚生労働省「義肢装具士国家試験」
- 厚生労働省「義肢装具士国家試験結果(令和5年度)」
難易度: ⭐️⭐️⭐️ (難易度3)
※難易度は合格率・学習内容・実習量をもとに当サイト独自に評価しています。