臨床工学技士(りんしょうこうがくぎし)

医療・ケア
医療とケアの仕事

臨床工学技士(りんしょうこうがくぎし)とは?

臨床工学技士は、臨床工学技士法に基づく国家資格で、人工呼吸器や人工心肺装置、透析装置などの生命維持管理装置を操作・保守する専門職です。 医師や看護師と連携しながら医療機器の安全な運用を担い、救急医療や集中治療、手術室など幅広い現場で活躍します。 工学と医療の知識を兼ね備えた、医療機器のプロフェッショナルです。

臨床工学技士は、人工心肺装置や透析機器の専門知識を活かし、治療の成否を左右する重要な役割を担っています。チーム医療の中で工学的視点を提供できる希少な職種であり、医療現場の安全と最先端医療を支える存在として注目されています。

  • 資格の種類: 国家資格
  • 分野カテゴリ: 医療・ケア
  • 対象者: 医療機器分野で活躍したい人、臨床工学技士を目指す学生

試験概要

実施団体厚生労働省
受験資格大学・専門学校で臨床工学技士養成課程を修了した者 関連学科(工学・医療系)を卒業し、必要科目を修了した者
試験日程年1回(3月頃)
試験方式筆記試験(マークシート方式)
試験科目医学概論(解剖学・生理学・病理学) 工学概論(電気・電子・機械工学) 医用治療機器学 生体計測装置学 臨床医学総論 関係法規
合格率約80%(令和5年度:受験者2,633人/合格者2,113人)
※出典:厚生労働省「臨床工学技士国家試験結果(令和5年度)」
受験料30,000円前後

臨床工学技士になるために必要なこと

  1. 養成課程修了: 大学や専門学校で臨床工学技士養成課程を学ぶ
  2. 国家試験合格: 厚生労働省が実施する国家試験に合格
  3. 登録: 厚生労働大臣の名簿に登録され、資格証が交付
  4. キャリア形成: 医療機関で臨床経験を積み、透析・手術・集中治療など専門分野で活躍

臨床工学技士が必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

あると有利な職業

公式情報/出典

  • 厚生労働省「臨床工学技士国家試験」
  • 厚生労働省「臨床工学技士国家試験結果(令和5年度)」

難易度: ⭐️⭐️⭐️ (難易度3)
※難易度は合格率・学習内容・医療機器操作の専門性をもとに当サイト独自に評価しています。

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