医療とケアの仕事
看護師(かんごし)とは?
看護師は、保健師助産師看護師法に基づく国家資格で、病院や診療所、介護施設などで患者の療養上の世話や診療の補助を行う専門職です。 医師の指示に基づく注射・投薬・点滴のほか、患者や家族への指導も担い、医療チームの中心として重要な役割を果たします。 日本の医療従事者の中でも特に人数が多く、需要が高い資格です。
看護師の活躍の場は病院や診療所だけではなく、訪問看護ステーションや在宅医療、企業の健康管理室、学校の保健室など多岐にわたります。また、近年は専門性を深めた認定看護師や専門看護師として、がん看護・感染症看護・救急看護などの高度な分野で活躍する人も増えています。医療技術の進歩や高齢化社会の進展に伴い、看護師にはより専門的で幅広い知識と判断力が求められ、医師やリハビリ職、介護職と連携しながら患者と家族を支える役割がますます重要になっています。
- 資格の種類: 国家資格
- 分野カテゴリ: 医療・ケア
- 対象者: 看護師を目指す学生、医療・福祉分野で働きたい人
試験概要
実施団体 | 厚生労働省 |
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受験資格 | 看護大学・短大・専門学校の看護課程を修了した者 准看護師として実務経験を積み、養成所で学んだ者 |
試験日程 | 年1回(2月頃) |
試験方式 | 筆記試験(マークシート方式) |
試験科目 | 人体の構造と機能 疾病の成り立ちと回復の促進 基礎看護学・成人看護学・小児看護学・母性看護学 精神看護学・在宅看護学 関係法規・看護関係論 |
合格率 | 約91%(令和5年度:受験者67,078人/合格者61,768人) ※出典:厚生労働省「看護師国家試験結果(令和5年度)」 |
受験料 | 30,000円前後 |
看護師になるために必要なこと
- 養成課程修了: 看護大学・短大・専門学校で看護教育を受ける
- 国家試験合格: 厚生労働省が実施する国家試験に合格
- 登録: 厚生労働大臣の名簿に登録され、看護師免許証が交付
- キャリア形成: 病院・施設・在宅医療などで経験を積み、専門看護師や認定看護師としての道もある
看護師が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 看護師:医療現場での診療補助・療養支援に必須
公式情報/出典
- 厚生労働省「看護師国家試験」
- 厚生労働省「看護師国家試験結果(令和5年度)」
難易度: ⭐️⭐️⭐️ (難易度3)
※難易度は合格率・学習年数・試験範囲をもとに当サイト独自に評価しています。