保健師(ほけんし)

医療・ケア
医療とケアの仕事

保健師(ほけんし)とは?

保健師は、保健師助産師看護師法に基づく国家資格で、地域や学校、企業などで人々の健康を守る活動を行う専門職です。 病気の予防や健康相談、生活習慣改善の指導を行い、地域医療と公衆衛生の現場で重要な役割を担っています。 看護師資格を取得した後に保健師養成課程で1年以上学び、国家試験に合格する必要があります。

保健師は地域住民に身近な存在として、子育て世帯への育児相談や乳幼児健診、成人への生活習慣病予防指導など幅広い支援を行います。災害時には避難所での健康管理や感染症対策にも携わり、地域全体の安心・安全を守る役割も担います。近年は高齢化や生活習慣病の増加に伴い、地域包括ケアの中心的存在として需要が高まっており、看護師経験を生かしつつより広い視点で人々の健康を支えることができます。

  • 資格の種類: 国家資格
  • 分野カテゴリ: 医療・ケア
  • 対象者: 公衆衛生・地域医療に携わりたい人、看護師からステップアップを目指す人

試験概要

実施団体厚生労働省
受験資格看護師免許を持ち、保健師養成課程(1年以上)を修了した者
試験日程年1回(2月頃)
試験方式筆記試験(マークシート方式)
試験科目公衆衛生学 疫学・保健統計学 地域看護学 保健師活動論 関係法規
合格率約96%(令和5年度:受験者8,269人/合格者7,952人)
※出典:厚生労働省「保健師国家試験結果(令和5年度)」
受験料30,000円前後

保健師になるために必要なこと

  1. 看護師免許取得: まず看護師として国家資格を取得
  2. 保健師養成課程修了: 大学や専攻科などで1年以上学ぶ
  3. 国家試験合格: 厚生労働省実施の国家試験に合格
  4. 登録: 厚生労働大臣の名簿に登録され、保健師免許証が交付

保健師が必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

  • 保健師:地域・学校・企業で健康支援を行うため必須

あると有利な職業

  • 看護師:地域医療や産業保健の現場で活かせる

公式情報/出典

  • 厚生労働省「保健師国家試験」
  • 厚生労働省「保健師国家試験結果(令和5年度)」

難易度: ⭐️⭐️⭐️⭐️ (難易度4)
※難易度は看護師資格取得後にさらに養成課程を経る必要性・試験範囲をもとに当サイト独自に評価しています。

タイトルとURLをコピーしました