公務員・安全を守る仕事
安全管理士(あんぜんかんりし)とは?
安全管理士は、中央労働災害防止協会(JISHA)が認定する民間資格で、職場の労働安全管理体制を整備・指導する専門家です。 国家資格ではないものの、厚生労働省の指導に基づいたカリキュラムで実施されており、安全衛生分野で高い信頼性と実務的評価を得ています。
資格取得者は、工場や建設現場、プラント、エネルギー関連施設などで労働災害防止の企画・教育・監督を行い、 「安全管理者」や「労働安全コンサルタント」と並ぶ、現場安全のスペシャリストとして活躍します。 特に、リスクアセスメント、KY活動(危険予知活動)、ヒューマンエラー対策など、実務に直結する知識が重視されます。
講習を通じて安全衛生に関する法令、労働心理学、リーダーシップ、安全教育技法などを総合的に学び、 企業の安全文化を育てる「安全マネジメントの要」として期待される資格です。
- 資格の種類: 民間資格(中央労働災害防止協会認定)
- 対象業種: 建設業、製造業、運輸業、プラント・エネルギー関連
- 評価: 国家資格補完型の上級実務資格として企業内評価が高い
安全管理士を取るために必要なこと
所管・実施団体 | 中央労働災害防止協会(JISHA) |
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受講資格 | 安全衛生業務に従事して3年以上の実務経験を有する者。 または安全管理者・衛生管理者・労働安全コンサルタントなど関連資格を持つ者。 |
講習内容 | ・労働安全衛生マネジメント ・リスクアセスメントと危険予知訓練(KYT) ・法令・安全教育・労働災害事例分析 など |
講習期間 | 約5日間(40時間前後) |
認定試験 | 講習修了後に筆記試験あり(合格率80%前後)。 出典:中央労働災害防止協会 安全管理士講習(令和5年度) |
安全管理士が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
あると有利な職業
公式情報/出典
- 中央労働災害防止協会「安全管理士講習のご案内」(令和5年度)
- 労働安全衛生法関連資料・JISHA認定講習制度
難易度: ⭐️⭐️⭐️(難易度3)
※国家資格ではないが実務レベルの専門知識を要し、現場評価は高い。