データスペシャリスト

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データベーススペシャリスト(でーたべーすすぺしゃりすと)とは?

データベーススペシャリストは、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格で、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験の中でも、データ管理分野に特化した高度区分の資格です。
データベースの設計・構築・運用・保守を総合的に理解し、システム全体の情報資産を効率的かつ安全に管理する専門家を認定します。

企業の基幹システムやWebサービスでは、膨大な顧客データ・取引データを扱うため、データベースの構造設計やパフォーマンス最適化は欠かせません。
この資格を持つ技術者は、論理設計・物理設計、SQLチューニング、バックアップ・セキュリティ管理などを通して、組織の情報基盤を支える重要な役割を担います。

特にクラウド時代においては、オンプレミス環境だけでなく、AWSやAzure、GCPなどのクラウド型データベース運用にも知識を応用できるため、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進でも注目されています。

データベーススペシャリストを取るために必要なこと

実施団体独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
受験資格制限なし(誰でも受験可能)
試験日程年1回(4月)
試験方式筆記試験(午前I・午前II・午後I・午後II)
試験科目データベース設計・運用、SQL、セキュリティ、障害対策、システム統合、性能管理など
合格基準各区分で100点中60点以上
受験料7,500円(税込)
合格率約14〜18%(令和5年度:受験者約11,000人/合格者約1,800人)

データベーススペシャリストが必要な職業/あると有利な職業

1. 必ず必要な職業

  • 該当なし(国家資格義務ではないが、データ基盤管理職で重視される)

2. あると有利な職業

公式情報/出典

  • 根拠法令:情報処理の促進に関する法律(昭和45年法律第90号)
  • 所管:経済産業省
  • 出典:IPA「データベーススペシャリスト試験要綱」
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