衛生工学衛生管理者(えいせいこうがくえいせいかんりしゃ)

公務員・安全
公務員・安全を守る仕事

衛生工学衛生管理者(えいせいこうがくえいせいかんりしゃ)とは?

衛生工学衛生管理者は、労働安全衛生法に基づく国家資格で、作業環境や労働衛生に関する専門的な知識を持ち、職場の健康管理や災害防止を統括する専門職です。 特に化学物質・粉じん・騒音・有害ガスなど、特殊な作業環境下での安全衛生活動を行う職場において、事業者が選任することが義務づけられています。

一般の「第一種衛生管理者」よりもさらに専門性が高く、理工学的知識を活用して作業環境を分析・改善できる人材として認められる資格です。 産業保健スタッフや安全管理部門のリーダーとして、企業や工場の衛生水準を維持・向上させることが求められます。

この資格を持つことで、企業の労働安全衛生マネジメントにおける責任者や専門顧問、安全衛生委員会の中心メンバーとして活躍でき、労働安全コンサルタント(衛生)へのステップアップにもつながります。

  • 資格の種類: 国家資格
  • 所管: 厚生労働省
  • 法的根拠: 労働安全衛生法 第12条、第13条
  • 対象職種: 製造業・化学工業・エネルギー関連事業所など

衛生工学衛生管理者を取るために必要なこと

受験資格以下のいずれかを満たす必要があります:
・大学等で衛生工学や安全工学などを専攻し卒業した者
・第一種衛生管理者免許を有し、実務経験を積んだ者
試験内容・労働衛生
・衛生工学
・労働関係法令(衛生関係)
国家試験は筆記形式で行われ、年2回実施されます。
合格率約20〜30%前後(令和5年度・厚生労働省統計より)。 難易度は高く、理工系出身者が多く受験します。
受験手数料8,800円(令和5年度時点)
免許交付試験合格後、労働局を通じて免許申請が必要。

衛生工学衛生管理者が必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

あると有利な職業

公式情報/出典

  • 厚生労働省「衛生工学衛生管理者免許試験の実施について」
  • 公益財団法人 安全衛生技術試験協会(令和5年度試験統計)

難易度: ⭐️⭐️⭐️⭐️(難易度4)
※理工系知識が必要な専門試験。合格率20〜30%前後。

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