義肢装具士(ぎしそうぐし)

医療・ケア
医療とケアの仕事

義肢装具士(ぎしそうぐし)とは?

義肢装具士は、義肢装具士法に基づく国家資格で、事故や病気、先天性疾患などにより手足を失ったり、身体機能が低下した人に対して、義手・義足やコルセット、装具を製作・調整する専門職です。 医師や理学療法士などと連携し、患者一人ひとりに合わせた装具を提供することで、日常生活や社会復帰を支えます。

臨床工学技士は、人工心肺装置や透析機器の専門知識を活かし、治療の成否を左右する重要な役割を担っています。チーム医療の中で工学的視点を提供できる希少な職種であり、医療現場の安全と最先端医療を支える存在として注目されています。

義肢装具士国家試験の概要

根拠法令 義肢装具士法(昭和63年法律第92号)に基づく国家資格。
身体に障害のある人に対して、義手・義足・装具を製作・適合させる専門職です。
所管官庁 厚生労働省(医政局)。
国家試験は公益財団法人テクノエイド協会が実施。
受験資格 義肢装具士養成施設(4年制)を卒業、または同等の課程を修了した者。
試験内容 学科試験(マーク式):
・義肢装具学/生体力学/解剖学/運動学/評価学 など
国家試験に実技試験はありません。
試験日 例年2月頃に実施。
試験地 全国主要都市で実施。
合格基準 総得点の60%以上が目安。
年度により補正される場合あり。

義肢装具士国家試験Q&A

Q1. 合格率はどれくらい?
毎年おおむね80〜90%前後と高めです。
専門学校・大学での実習量が多く、試験内容と学習内容が一致しているため、準備すれば合格しやすい試験です。
Q2. 実技試験はある?
国家試験に実技はありません。
実習・臨床実習の中で、採型・装具調整・適合評価などの技術は身につきます。
Q3. 理学療法士や義足製作の仕事とどう違うの?
義肢装具士は「義手・義足・装具の設計・製作・適合」を担当。
理学療法士は「リハビリ・動作訓練」を担当します。
患者に合うかどうかの仕上げは義肢装具士の腕に左右されます。
Q4. 図面や細かい作業が苦手だと厳しい?
最初は誰でも初心者です。
手作業よりも「考えて形に落とす力」と「微調整のセンス」が徐々に身についていきます。
Q5. 就職先はどんなところ?
義肢装具製作所、総合病院、リハビリ専門病院、福祉用具メーカーなど。
患者と長期的に関わるため、やりがいのある技術職です。

義肢装具士が必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

  • 義肢装具士:義手・義足・装具を製作・調整するため必須

あると有利な職業

公式情報/出典

  • 厚生労働省「義肢装具士国家試験」
  • 厚生労働省「義肢装具士国家試験結果(令和5年度)」

難易度: ⭐️⭐️⭐️ (難易度3)
※難易度は合格率・学習内容・実習量をもとに当サイト独自に評価しています。

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