お店・接客の仕事
秘書検定とは?
秘書検定は、文部科学省後援の公的資格で、ビジネスマナー・接遇・敬語・文書作成・スケジュール管理など、社会人として必要な基礎能力を体系的に習得できる検定です。秘書を目指す人だけでなく、一般事務職・営業職・接客職など幅広い職種で評価される“社会人スキルの基礎力証明”として高い人気があります。
試験は3級・2級・準1級・1級の4区分となっており、上位級ほどビジネス文書の作成、会議運営、来客応対、上司のサポートスキルなどの実践的な技能が求められます。特に準1級は面接試験があり、ロールプレイ形式で応対力が評価される点が特徴です。
学生の就職活動対策として多く受験されており、社会人のビジネスマナー研修としても広く活用されています。ビジネスシーンで必須の「正しい敬語」「適切な立ち居振る舞い」「職場での気配り」を体系的に学べるため、新入社員や事務職希望者に最適です。
秘書検定の試験概要
| 根拠法令 | なし(文部科学省後援の公的資格)。 公益財団法人 実務技能検定協会が実施。 |
|---|---|
| 主催 | 公益財団法人 実務技能検定協会。 文部科学省後援。 |
| 種類 | ・3級(社会人基礎スキル) ・2級(基本的な秘書実務) ・準1級(ロールプレイ面接あり) ・1級(高度な秘書技能・判断力) |
| 受験資格 | 誰でも受験可能(年齢・学歴不問)。 |
| 試験内容 | 【筆記】 ・接遇・マナー ・敬語・言葉遣い ・職場での気配り・判断 ・ビジネス文書の作成 ・会議やスケジュール管理 【面接(準1級のみ)】 ・ロールプレイ(来客応対) ・話し方・姿勢・礼の仕方 ・臨機応変な判断力の評価 |
| 難易度 | ・3級:初学者でも取りやすい ・2級:基礎スキルをしっかり問われる(合格率やや低め) ・準1級:面接があり難易度中級 ・1級:高度で難関(合格率10〜20%) |
| 資格取得までの流れ | (1)受験級を選択 (2)筆記試験(準1級は別日に面接) (3)合格 → 秘書検定の認定が付与 (4)履歴書に記載可能 |
| 更新 | 更新なし(終身資格)。 |
秘書検定に関するQ&A
Q1. 秘書以外の職種でも役立ちますか?
A. はい。事務、営業、販売、接客など多くの仕事で評価されます。
Q2. 準1級の面接は難しい?
A. 来客応対のロールプレイ形式なので対策が必要ですが、丁寧な応対ができれば合格できます。
Q3. 3級と2級はどちらから受けるべき?
A. 初心者は3級から、ある程度社会経験がある人は2級からでもOKです。
秘書検定が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- なし(公的資格のため必置職は存在しない)
あると有利な職業
- 営業アシスタント
- 受付スタッフ
- 秘書
- 総務スタッフ
- 接客・販売職
公式情報/出典
- 公益財団法人 実務技能検定協会 秘書検定


