助産師(じょさんし)

医療・ケア
医療とケアの仕事

助産師(じょさんし)とは?

助産師は、保健師助産師看護師法に基づく国家資格で、妊娠・出産・産後の母子を支える専門職です。 正常な分娩の介助、新生児のケア、母乳育児の支援、さらに女性の健康相談にも対応します。 看護師資格を取得した後に助産師養成課程で1年以上学び、国家試験に合格することで資格を得られます。

助産師は病院や産科クリニックだけでなく、地域の保健センターや助産院でも活動しています。妊婦健診や分娩介助のほか、出産後の母親へのメンタルケアや授乳指導、育児に関する相談も担い、母子の生活全般を支える存在です。また、不妊治療や思春期の性教育、高齢期の女性の健康支援など、ライフステージに応じた幅広いサポートも行います。女性と家族に寄り添い、安心して出産・子育てができる社会づくりに貢献する専門職として、今後も重要性が高まっています。

  • 資格の種類: 国家資格
  • 分野カテゴリ: 医療・ケア
  • 対象者: 妊産婦や新生児のケアに携わりたい人、看護師からのステップアップを目指す人

試験概要

実施団体厚生労働省
受験資格看護師免許を持ち、助産師養成課程(1年以上)を修了した者
試験日程年1回(2月頃)
試験方式筆記試験(マークシート方式)
試験科目母性看護学 助産学概論・助産診断技術学 助産管理学 関係法規
合格率約99%(令和5年度:受験者2,020人/合格者2,004人)
※出典:厚生労働省「助産師国家試験結果(令和5年度)」
受験料30,000円前後

助産師になるために必要なこと

  1. 看護師免許取得: まず看護師として国家資格を取得
  2. 助産師養成課程修了: 大学や専攻科で1年以上学ぶ
  3. 国家試験合格: 厚生労働省実施の国家試験に合格
  4. 登録: 厚生労働大臣の名簿に登録され、助産師免許証が交付

助産師が必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

  • 助産師:分娩の介助や母子ケアを行うため必須

あると有利な職業

  • 看護師:母性看護分野でのスキルアップに役立つ

公式情報/出典

  • 厚生労働省「助産師国家試験」
  • 厚生労働省「助産師国家試験結果(令和5年度)」

難易度: ⭐️⭐️⭐️⭐️ (難易度4)
※難易度は看護師資格取得後にさらに養成課程を経る必要性・試験範囲をもとに当サイト独自に評価しています。

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