海技士(かいぎし)

運ぶ・支える
運ぶ・支える仕事

海技士(かいぎし)とは?

海技士は、船舶の安全運航を担う専門職に必要な国家資格で、「船舶職員及び小型船舶操縦者法」に基づき国土交通省が所管しています。
船の運航・機関・通信などを担当するための技術・知識・経験を有する者に与えられる資格で、海上輸送を支える中核的存在です。

海技士には「航海」「機関」「通信」「電子通信」などの区分があり、それぞれ1級から6級までの階級制となっています。
1級海技士は国際航路を航行する大型船舶の船長や機関長になれる最高位の資格であり、6級は沿岸航行船などを対象とします。

資格取得には海上実務経験が不可欠で、海上技術学校や商船大学で学んだ後、国家試験に合格して初めて免許が交付されます。
また、航海士や機関士として乗船経験を積みながら上級資格を目指すのが一般的です。

外航船や内航船、フェリー、海洋調査船、海上保安庁など多くの現場で活躍でき、グローバルな職務領域を持つ職種です。

海技士の試験概要

根拠法令船舶職員及び小型船舶操縦者法
所管官庁国土交通省(海事局)
区分航海・機関・通信・電子通信の4種類(各1〜6級)
受験資格乗船実務経験年数など級別に要件あり
試験内容筆記試験・口述試験・実技(操船・機関運転等)
合格率おおむね30〜40%(級・区分によって異なる)
更新5年ごとに講習を受講

海技士が必要な職業/あると有利な職業

1. 必ず必要な職業

2. あると有利な職業

公式情報/出典

  • 根拠法令:船舶職員及び小型船舶操縦者法
  • 所管:国土交通省 海事局
  • 出典:国土交通省 海技試験センター「海技士試験の概要」
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