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眼鏡作製技能士とは?
眼鏡作製技能士は、国家資格(技能検定:職業能力開発促進法に基づく)で、視力測定からレンズ選定、フィッティング、加工、アフターケアまで、眼鏡作製に必要な専門技術を総合的に担う“眼鏡のスペシャリスト”です。2022年にスタートした比較的新しい国家資格で、旧「認定眼鏡士」(民間資格)を整理し、国が技術水準を明確に定めたことで業界の基準が大きく向上しました。
眼鏡は視力補正器具であると同時に医療的側面も持つため、正確なフィッティングとレンズ処方の理解が求められます。眼鏡作製技能士は、度数の測定(屈折検査)、レンズの選定、加工技術、装用者の生活環境のヒアリングなどを通して、「見え方」と「かけ心地」を両立させた眼鏡を作る専門職です。
資格は1級と2級に分かれ、2級は基本的な接客・測定・加工技術、1級は高度な調整・複雑な度数対応・クレーム対応など、より高度な技能が求められます。眼鏡店・メガネチェーンだけでなく、視能訓練士や眼科クリニックと連携した業務にも関わる重要な国家技能資格です。
眼鏡作製技能士の試験概要
| 根拠法令 | 職業能力開発促進法に基づく技能検定制度。 国が眼鏡作製の技術水準を認定する国家資格。 |
|---|---|
| 所管官庁 | 厚生労働省。 試験実施:中央職業能力開発協会(JAVADA)。 |
| 種類 | ・眼鏡作製技能士 1級(上級技能者) ・眼鏡作製技能士 2級(中級技能者) |
| 受験資格 | 【1級】一定の実務経験が必要(年数は要項で規定)。 【2級】制限なし。誰でも受験可能。 |
| 試験内容 | 【学科】 ・眼鏡光学(屈折、乱視、プリズムなど) ・レンズ設計・種類 ・眼の構造と視機能 ・加工理論、安全管理 ・関連法規 【実技】 ・視力測定と度数の読み取り ・レンズ加工(削り・装着) ・フィッティング(顔幅・鼻幅調整) ・クレーム対応の実技評価(1級) ・顧客ヒアリングと提案力の評価 |
| 難易度 | ・2級:一般的な技能レベルで挑戦しやすい(合格率は高め) ・1級:高度実技・応用理論が必要で難易度は高い |
| 資格取得までの流れ | (1)受験級を選択 (2)学科+実技試験 (3)合格 → 技能士証が交付 (4)眼鏡作製技能士として店舗や医療連携の現場で活躍 |
| 更新 | 更新制度なし(終身資格)。 ただし技術革新が多いため、メーカー研修などで最新技術を学ぶ必要がある。 |
眼鏡作製技能士に関するQ&A
Q1. 視力測定は医療行為ですか?
A. 医療行為ではありませんが、正確な視力測定の技能が求められます。
Q2. 1級はどれくらい難しい?
A. 実務経験が必要で、複雑な度数・高度なフィッティング技術が求められるため難易度は高めです。
Q3. メガネ店勤務でどれくらい有利?
A. 国家資格のため信頼性が高く、顧客対応・技術者評価で大きなプラスになります。
眼鏡作製技能士が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 眼鏡販売スタッフ(眼鏡店の技能担当)
あると有利な職業
- 視能訓練士との協働スタッフ
- 眼科クリニックの補助スタッフ
公式情報/出典
- 厚生労働省 技能検定制度
- 中央職業能力開発協会(JAVADA)


