情報処理安全確保支援士(じょうほうしょりあんぜんかくほしえんし)

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情報処理安全確保支援士(じょうほうしょりあんぜんかくほしえんし)とは?

情報処理安全確保支援士(通称:登録セキスペ)は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格で、情報セキュリティ分野における唯一の「士業」資格です。
サイバー攻撃や情報漏えいなどの脅威から、企業や組織の情報資産を守る専門家として位置づけられています。

この資格は「情報処理技術者試験」の高度区分の一つであり、情報セキュリティ分野の法令・技術・運用管理のすべてを理解し、企業全体のセキュリティマネジメントを主導できる人材を育成することを目的としています。
試験合格後には「登録制度」があり、継続的な講習を受けることで資格が維持される点も特徴です。これは医師や弁護士などと同様の「国家登録制士業」であり、情報保護に関する社会的信頼性が非常に高い資格です。

情報処理安全確保支援士を取るために必要なこと

実施団体独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
受験資格制限なし(誰でも受験可能)
試験日程年2回(4月・10月)
試験方式筆記試験(午前I・午前II・午後I・午後II)
試験科目情報セキュリティ、ネットワーク、暗号技術、法令・倫理、インシデント対応、マネジメントなど
合格基準各区分で100点満点中60点以上
受験料7,500円(税込)
合格率約20%前後(令和5年度:受験者約14,000人/合格者約2,800人)

情報処理安全確保支援士が必要な職業/あると有利な職業

1. 必ず必要な職業

  • 該当なし(ただし官公庁・大企業では情報セキュリティ責任者として事実上必須)

2. あると有利な職業

公式情報/出典

  • 根拠法令:情報処理の促進に関する法律(第17条〜第21条)
  • 所管:経済産業省
  • 試験実施機関:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
  • 出典:IPA「情報処理安全確保支援士試験要綱」/経済産業省「情報処理技術者試験制度概要」
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