車両系建設機械運転技能講習修了者（しゃりょうけいけんせつきかいうんてんぎのうこうしゅうしゅうりょうしゃ）

建てる・つくる仕事

車両系建設機械運転技能講習修了者（しゃりょうけいけんせつきかいうんてんぎのうこうしゅうしゅうりょうしゃ）とは？
車両系建設機械運転技能講習修了者の試験概要
車両系建設機械運転技能講習修了者 Q&A
車両系建設機械運転技能講習修了者が必要な職業／あると有利な職業
1. 必ず必要な職業
2. あると有利な職業
公式情報／出典

車両系建設機械運転技能講習修了者（しゃりょうけいけんせつきかいうんてんぎのうこうしゅうしゅうりょうしゃ）とは？

車両系建設機械運転技能講習修了者は、労働安全衛生法に基づく「法定講習修了資格」で、油圧ショベルやブルドーザーなど、建設機械を運転して掘削・整地・運搬を行うために必要な資格です。建設現場や造成工事、道路工事、解体現場など、重機を使用する多くの作業でこの資格が必須となっています。いわば「重機オペレーター」の登竜門ともいえる資格です。

この講習は、対象機械の区分ごとに「整地・運搬・積込み用」「解体用」「基礎工事用」などの種類があります。中でも油圧ショベル（バックホウ）は建設現場で最も多く使われるため、講習の中心内容にもなっています。受講を修了すれば、現場で正式に重機を操作できる技能者として登録されます。

講習では、学科で法令・機械構造・作業計画・力学を学び、実技では実際に建設機械を操作して掘削・整地・走行などの訓練を行います。安全確認・死角対策・合図方法などの基本を徹底して学ぶため、未経験者でも安心して取得できます。修了証は全国共通で有効です。

車両系建設機械運転技能講習修了者の試験概要

根拠法令	労働安全衛生法に基づく「技能講習修了資格」です。車両系建設機械（整地・運搬・積込み・掘削用）を扱う際に必須の資格です。
所管官庁	厚生労働省（講習は都道府県労働局登録教習機関が実施）。
受講資格	18歳以上。特別な経験は不要で、誰でも受講できます。
講習内容	・建設機械の構造・作動原理・走行操作（前進・後進・旋回）・整地作業、掘削作業、積込み作業・マウンドや傾斜地での安定性確保・視界確認と誘導員との連携・転倒・挟まれ事故の防止・日常点検（油圧・ゴムクローラ・燃料系等）
試験形式	学科試験と実技試験。実技では、掘削、走行、敷き均しなど基本操作が評価されます。
特徴	建設業の幅広い現場で必須となる「基礎資格」。未経験者でも受講しやすく、重機オペレーターの第一歩として人気です。

車両系建設機械運転技能講習修了者 Q&A

Q. 修了するとどんな重機が運転できる？: 整地・運搬・積込み・掘削に使用される車両系建設機械（バックホウ、ショベル、ローダー等）が運転できます。
Q. 実技試験では何をする？: ・走行（前後進、旋回）
・掘削作業（溝掘りなど）
・土砂の積込み
・敷き均し作業
基礎動作を中心に安全確認が重視されます。
Q. 未経験でも合格できる？: 問題ありません。講習中に十分な操作練習が用意されており、未経験者の受講が前提です。
Q. 普通免許は必要？: 不要です。自動車の免許がなくても受講できます。
Q. 危険な作業はある？: 重機は転倒・巻き込みのリスクがありますが、講習で学ぶ「重心」「視界確保」「誘導員との連携」を守れば安全に操作できます。