視能訓練士(しのうくんれんし)

医療・ケア
医療とケアの仕事

視能訓練士(しのうくんれんし)とは?

視能訓練士は、「視能訓練士法」に基づく国家資格で、眼科領域における視機能検査や訓練を行う専門職です。 弱視や斜視の矯正訓練、視野・視力の測定、コンタクトレンズの検査補助などを担当し、医師の指示のもとで医療チームの一員として活躍します。 特に小児の視力発達支援や高齢者の眼科疾患ケアで需要が高まっています。

視能訓練士の活躍の場は、病院の眼科外来だけでなく、視覚支援学校やリハビリテーション施設などにも広がっています。患者に合わせた個別の視能訓練プログラムを作成し、継続的に経過を観察しながら改善を支援するのも大切な仕事です。さらに、加齢黄斑変性や緑内障など、進行性の眼疾患を抱える高齢者に対しては、生活の質を維持するためのサポートも行います。医師や看護師と連携し、チーム医療の一員として患者の生活を総合的に支える役割を担っており、専門性の高さから将来性も期待されています。

  • 資格の種類: 国家資格
  • 分野カテゴリ: 医療・ケア
  • 対象者: 眼科やリハビリ分野で働きたい人

試験概要

実施団体厚生労働省
受験資格視能訓練士養成施設(大学・専門学校等、3年以上)を卒業した者
試験日程年1回(2月頃)
試験方式筆記試験(マークシート方式)
試験科目解剖学・生理学・病理学 眼科学総論・各論 視能矯正学 視能検査学 関係法規
合格率約96%(令和5年度:受験者1,387人/合格者1,327人)
※出典:厚生労働省「視能訓練士国家試験結果(令和5年度)」
受験料30,000円前後

視能訓練士になるために必要なこと

  1. 養成課程修了: 大学や専門学校で視能訓練学を3年以上学ぶ
  2. 国家試験合格: 厚生労働省が実施する視能訓練士国家試験に合格
  3. 登録: 厚生労働大臣の名簿に登録され、視能訓練士免許証が交付
  4. キャリア形成: 眼科クリニック、病院、リハビリ施設などで活躍

視能訓練士が必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

公式情報/出典

  • 厚生労働省「視能訓練士国家試験」
  • 厚生労働省「視能訓練士国家試験結果(令和5年度)」

難易度: ⭐️⭐️⭐️ (難易度3)
※難易度は合格率・学習期間・試験範囲をもとに当サイト独自に評価しています。

タイトルとURLをコピーしました