子どもと教育の仕事
司書(ししょ)とは?
司書は、図書館法に基づき、図書館で資料の収集・整理・提供や利用者への情報サービスを行うための国家資格です。 公共図書館・大学図書館・学校図書館などで、利用者が必要な情報にアクセスできるよう支援する役割を担います。 読書推進や地域の情報拠点としての図書館活動を支える重要な専門職です。
近年は電子書籍や学術データベースの普及により、情報検索支援やICT教育の一端を担う役割も増えています。公共図書館では子どもから高齢者まで幅広い利用者を対象に読書推進や学習機会を提供し、大学図書館では研究活動を支える専門的な情報サービスを展開しています。図書館は地域社会や学術研究の基盤として欠かせない存在であり、司書はその中心を担う重要な専門職といえます。情報化が進む現代において、正確で信頼性の高い情報を利用者に届けることが強く求められています。
- 資格の種類: 国家資格(養成課程修了型)
- 分野カテゴリ: 子ども・教育
- 対象者: 図書館勤務を希望する人、教育・研究機関での情報サービスに従事したい人
取得方法
管轄機関 | 文部科学省 |
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取得ルート | 大学で司書課程を履修し、必要単位を修得 または通信教育・養成講習(半年程度)を修了 |
主な履修科目 | 図書館概論 図書館サービス概論 図書館情報資源組織論 図書館経営論 児童サービス論 |
所要期間 | 6か月〜2年程度(履修形態による) |
資格授与 | 文部科学大臣が認定する司書資格証 |
司書になるために必要なこと
- 司書課程を履修: 大学または通信教育で必要科目を修得
- 実習: 図書館での実習を通して現場経験を積む
- 資格証取得: 修了後、文部科学省から資格が授与される
- 採用試験: 公共図書館や大学図書館で勤務するための採用試験に挑戦
司書が必要な職業/あると有利な職業
必ず必要な職業
- 司書:図書館での専門的業務を行うために必須
あると有利な職業
公式情報/出典
- 文部科学省「司書資格制度概要」
- 全国図書館協議会「司書課程・養成講習情報」
難易度: ⭐️⭐️ (難易度2)
※難易度は履修課程の負担・採用試験の有無をもとに当サイト独自に評価しています。