消防設備士(しょうぼうせつびし)

公務員・安全
公務員・安全を守る仕事

消防設備士(しょうぼうせつびし)とは?

消防設備士は、消防法に基づく国家資格で、ビルや商業施設、工場などに設置される消火設備・警報設備・避難設備の点検や工事を行うために必要な資格です。 消防設備の設置や整備には有資格者の関与が法律で義務付けられており、防火・防災の専門家として建築物の安全を守ります。 資格は「甲種(1〜5類)」と「乙種(1〜7類)」に分かれ、扱える設備の範囲や工事・点検の可否が異なります。

消防設備士は、ビルメンテナンス業界や建設業界で需要が高く、特に大規模施設や病院、学校などの防火安全を支える上で欠かせない存在です。社会的責任が大きく、将来的にも安定した活躍が期待できます。

  • 資格の種類: 国家資格
  • 分野カテゴリ: 公務員・安全
  • 想定学習時間: 約100〜300時間(区分により異なる)
  • 対象者: 建築設備管理会社、消防設備工事業者、ビルメンテナンス業務従事者

受験概要

実施団体都道府県知事(試験は一般財団法人 消防試験研究センターが実施)
受験資格制限なし(誰でも受験可能)※ただし甲種は大学で工学系履修や一定の実務経験が必要
試験日程各都道府県で年数回実施(CBT方式あり)
試験方式筆記試験(マークシート)+ 実技試験(製図・鑑別など)
試験科目消防関係法令 消防用設備等の構造・機能 電気工学・機械工学など基礎知識 実技試験(図面作成や器具鑑別など)
合格基準筆記・実技ともに60%以上
受験料甲種 8,500円前後、乙種 6,800円前後(都道府県により異なる)
合格率甲種:約20〜30%、乙種:約30〜40%(令和5年度全国平均)
※出典:消防試験研究センター「消防設備士試験結果(令和5年度)」

消防設備士を取るために必要なこと

  1. 消防法規の理解: 消防法や関連規則を中心に学習する
  2. 設備知識の習得: 消火器・スプリンクラー・警報装置など設備の仕組みを理解する
  3. 実技対策: 製図問題や鑑別問題に対応する練習が必要
  4. 過去問活用: 出題形式が安定しているため過去問学習が有効

消防設備士が必要な職業/あると有利な職業

必ず必要な職業

あると有利な職業

公式情報/出典

  • 総務省 消防庁「消防設備士制度概要」
  • 消防試験研究センター「消防設備士試験案内(令和6年度)」
  • 消防試験研究センター「消防設備士試験結果(令和5年度)」

難易度: ⭐️⭐️⭐️ (難易度3)
※難易度は合格率・学習時間・試験範囲をもとに当サイト独自に評価しています。

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