システム監査技術者(しすてむかんさぎじゅつしゃ)

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システム監査技術者(しすてむかんさぎじゅつしゃ)とは?

システム監査技術者は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「情報処理技術者試験」の高度区分のひとつで、経済産業省が認定する国家資格です。
企業や官公庁などの情報システムが、法令やガイドラインに準拠して正しく運用されているかを評価・監査する専門家を認定する資格です。

近年では、個人情報漏えいやサイバー攻撃、クラウド導入に伴うリスクなど、情報システムの信頼性が企業価値に直結するようになりました。そのため、外部の第三者として監査を行い、経営層に改善提案を行うシステム監査技術者の役割は非常に重要です。

この資格は「情報処理安全確保支援士」などと並ぶ最高難度のIT国家資格であり、経営とITの橋渡しを担う立場として、ITガバナンスや内部統制の知識、リスクマネジメント能力が問われます。

システム監査技術者を取るために必要なこと

実施団体独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
受験資格制限なし(誰でも受験可能)
試験日程年1回(4月)
試験方式筆記試験(午前I・午前II・午後I・午後II)
試験科目情報システム監査、リスク管理、法令・基準、情報セキュリティ、経営戦略、内部統制など
合格基準各区分で100点満点中60点以上
受験料7,500円(税込)
合格率約14%前後(令和5年度:受験者約4,800人/合格者約670人)

システム監査技術者が必要な職業/あると有利な職業

1. 必ず必要な職業

  • 該当なし(法定義務ではないが、監査業務従事者には実質的に必須)

2. あると有利な職業

公式情報/出典

  • 根拠法令:情報処理の促進に関する法律(昭和45年法律第90号)
  • 所管:経済産業省
  • 試験実施機関:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
  • 出典:IPA「システム監査技術者試験要綱」/経済産業省「情報処理技術者試験制度概要」
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