ものづくり・工場の仕事
溶接工(ようせつこう)とは?
溶接工(溶接技能者)は、金属同士を高温で接合する専門職であり、建設・製造・造船・自動車など、あらゆるものづくりの現場で欠かせない存在です。
資格としては「溶接技能者評価試験(JIS Z 3801に基づく技能認定)」などが代表的で、日本溶接協会(WES)が実施する民間資格ですが、公共工事やプラント工事では実質的に必須とされる実務資格です。
溶接の方法には、アーク溶接・TIG溶接・ガス溶接などさまざまな種類があり、用途に応じて異なる技能・材料知識が求められます。
例えば橋梁・鉄骨・パイプラインの施工では高い強度と精度が求められ、溶接不良は重大な事故につながるため、熟練した技能と安全意識が不可欠です。
また近年では、ロボット溶接や自動化ラインに対応できる「溶接プログラミング技術」も注目されています。
技能検定の中でも高難度区分に合格すれば「一級溶接技能士」として認定され、公共事業の現場責任者としても評価されます。
溶接工を取るために必要なこと
| 実施団体 | 一般社団法人 日本溶接協会(WES) |
|---|---|
| 受験資格 | 年齢制限なし(実務経験があると有利) |
| 試験方式 | 学科試験+実技試験(試験材料・姿勢別に区分) |
| 主な溶接法区分 | 被覆アーク溶接、半自動溶接、TIG溶接、ガス溶接など |
| 合格基準 | 規定の溶接品質・外観検査・X線検査に合格 |
| 受験料 | 15,000〜30,000円(区分による) |
| 合格率 | 約40〜60%(溶接方法や姿勢により異なる) |
溶接工が必要な職業/あると有利な職業
1. 必ず必要な職業
2. あると有利な職業
公式情報/出典
- 出典:日本溶接協会「溶接技能者評価試験制度概要」
- 根拠規格:JIS Z 3801(溶接技能者の資格試験)
- 補足:民間資格だが、公共工事・造船・建設業では実質的必須資格


